2024年6月28日に「ルックバック」という藤本タツキ作の漫画が原作の劇場アニメが公開されます。
ジャンプ+で読み切り長編漫画として掲載され、「このマンガすごい!2022」のオトコ編でも1位を取った作品です。
そこで気になるのは
・ルックバックは面白くない?
・ルックバックは意味がわからない?
といった、ルックバックの感想ですよね!
この記事では「ルックバックは何がすごい?面白くないし意味がわからない?」と題し、ルックバックの何がすごいのか、面白くない・意味がわからない理由や、面白い・泣ける理由といった詳しい感想をまとめて紹介します。
ルックバックはすごいと絶賛される一方で、意味がわからなかったという感想をもつ人もいます。
ルックバックの何がすごいのかや面白くないし意味がわからないと言われる理由を知ると、あなたも実際にルックバックが見たくなるはずです!
ルックバックは何がすごい?
ルックバックのすごいところは、映画や音楽のオマージュがすごいところです。
作者の藤本タツキは映画好きであることが知られており、ルックバックの中で多くの映画や音楽の要素が散りばめられています。
例えば、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は漫画の最終コマでジャケットが描かれていたり『バタフライ・エフェクト』は藤野の部屋のポスターとして描かれています。
また、文字の少なさもすごいと言われています。
ルックバックには、シーンに現実味を出すために擬音を表現する文字が無いそうです。
また登場人物の感情を表すシーンでも、セリフで多くを語らせず、表情で感情を表しています。
ルックバックは面白くない?
ルックバックは、「面白くない」「つまらない」という感想や「面白い」「泣ける」という感想が二極化しています。
ルックバックの感想はどんな内容なのかまとめました。
面白くない感想
ルックバックは面白くない、つまらないという感想をネットで見かけます。
その理由は
・共感できないから面白くない
・急展開が複数あり読んでいて混乱した
などの意見がありました。
物語自体が面白くないというより、物語そのものに気持ちが入り込めないことで面白くないと感じているのではないかと想像できます。
物語に感情移入できるかや共感できるか、言いたいことが伝わるかというところも面白い作品だと感じるのには必要な要素なのかもしれませんね。
面白い感想
ルックバックは面白くないと言う感想がある一方で「面白い」と言う感想もたくさんあります。
その理由は
・絵で見せる心理描写が心を揺さぶられる
・登場人物の表現が豊かで魅力的
・面白いから、まず読んでほしい
などの感想がありました。
文字だけでなく、絵でも読者を惹きつけるルックバック。
漫画を読んだり、映画を見たりすると面白さに気づくかもしれません!
映画の感想は?
映画の公開に先駆けて、試写会でルックバックを見た人たちの感想は
・熱い思いを感じた
・原作を大切にしている作品だと思った
・何かを犠牲にして何かに真剣に取り組んだことがある人には響く作品
といった好意的な感想がとても多かったです。
泣いてしまったという意見も多かったので涙を拭くハンカチ必須ですね!
しかし、
との意見があるように、人が殺されるシーンもあるので映画を見る際はショッキングなシーンがあることもわかっておいた方が良さそうですね。
ルックバックは泣ける?
ルックバックの漫画や映画を見て泣いたとの投稿がXにたくさんありました。
ルックバックはどうして泣けるのでしょうか。
・藤野の回想からの喪服で涙する藤野に戻ったシーンで泣いた
・映画のルックバックはHaruka nakamuraが合いすぎて泣ける
など、所々に泣けるシーンが散りばめられているようです。
登場人物の藤野と京本それぞれの状況を漫画で先読みしたり、音楽に注目してもいいかもしれませんね!
ルックバックは意味がわからない
ルックバックは意味がわからないと言われる理由は
・ストーリーの意味がわからない
・時間軸が混じってわかりにくいのではないか
などの意見がありました。
漫画や映画の「絵」「言葉」のどちらからストーリー情報を得るのかによって感想や意味の捉え方が変わるようです。
ルックバックは、言葉もさる事ながら絵や行間の読み取りも重要となっているようで、読み手の想像力も重要となっているのではないかと思います。
ルックバックを読む・見る前に知っておくと良いポイント
ルックバックは作品の背景やストーリーに散りばめられたポイントを知っていると、分かりやすく作品に入り込めるそうです。
では、ルックバックのポイントはどこなのでしょうか?
京アニ事件
ルックバックは、その内容から「京アニ事件の追悼漫画ではないか」と言われています。
制作者サイドからの公式コメントは無いものの、作品中に事件を連想してしまうような事件や状況が出てきます。
・作中の事件の発生理由や犯人像が京アニの事件と酷似している事
・ルックバックの公開日が事件が起きた2年後の7月19日(京アニ事件は2019年7月18日に起こった)
と箇所から事件を風化させてはいけないというメッセージにも感じます。
ルックバックのタイトルの意味
ルックバック(Look Back)とは『振り返る』『背中を見る』という意味があります。
ルックバックの内容から、過去を振り返ることがあっても前に進むという意図があるのかなと感じます。
また、背中というのはルックバックでのキーワードとなっている。
さらに、oasisのDon’t LOOK Back In Angerという曲名から来ている説もあります。
この曲名を訳すと「怒りに任せて過去を振り返ってはいけない」となります。
京本が藤野に向けた言葉のようにも感じますね。
IFの世界を理解する
IFの世界とは「もしもの世界」です。
ルックバックは、もしも(if)事件が起こらなかったら、もしも京本が生きていたらという世界です。
藤野の「京本に生きていて欲しかった」という思いが伝わってきます。
時間軸が変わっていった先が、「もしもの世界」なのか「パラレルの世界」なのか「主人公の願望からの空想」なのか。
漫画や映画を見た人の感じ方で変わるようですね。
まとめ
今回は「ルックバックは何がすごい?面白くないし意味がわからない?」と題して、ルックバックの何がすごいのか、面白くない・意味がわからない理由について紹介しました。
ルックバックは、作品中の映画や音楽のオマージュ・文字が少なく絵で表現しているところでした。
また、ルックバックには面白くない・面白い両方の感想が両極端でしたがまずは漫画を読んでほしい映画を見てほしいという感想が多く見つかりました。
ルックバックは作品の内容から泣ける人が多かったようです。
意味がわからないという人たちは、作品に感情移入できない人やストーリー自体がよくわからないという意見がありました。
ルックバックは、作品を見る前に知っておくとよりルックバックを楽しめそうなポイントは京アニ事件との関連性やタイトルの意味IFの世界でした。
以上、ルックバックは何がすごい?面白くないし意味がわからない?でした!
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